共産主義崩壊、民主主義国に変わった国

共産主義から、民主主義に変わった国がある。

1989年のチェコスロバキアと、1990年のルーマニアである。

 

1989年11月17日に勃発した共産党支配から民主化移行に、誰の血も流さず成功したので、ビロード革命とも呼ばれた。

学生や一般市民のデモンストレーションでの勝利。


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しかし5年後には、チェコ共和国スロバキア共和国に分離することに。(今度はビロード離婚です。)

これの根底にあったのは、金持ちチェコと、貧乏スロバキアの経済格差の問題です。

 

奥さんが働いて成功して、旦那が家でご飯を作る程度のことしか出来ない。

ーもうあんた出ていって!ー

となったわけです。

 

ところで今チェコ国会の上院議長、台湾を支援すると言って、台湾訪問をしています。(さかんにメディアに流れています。)

 

反対にルーマニアの革命は、負傷者を3321人も出す惨事。しかも最後に逃亡しようとした、独裁者チャウシェスクは奥さんと共に捕えられ、処刑された。

 

これは民主化勢力に軍隊が共鳴加担したためであるが、その後軍部は政治介入することなく、一般国民の自由投票で、イオンイリエスクという民主化勢力の一人が大統領に当選した。

 

(日本の隣の共産主義政権の国では、無血革命なんて、夢のまた夢か。)