ビートたけしのバカ論、もうひとつのバカ論
ビートたけしはバカ論の中で
レストランや料理屋に行って
....客(芸能人など)が文句を言ったりウンチクを垂れるな! ....
と言っている。
バカ論を書くなら、もう1行付け加えたらどうか
....客を前にして調理人がウンチクを垂れるな、威張るな.....
寿司屋や料理屋、変わった海外料理など、初めての店などに行くと
やたらその店の店長や調理人が威張ってウンチクを傾けることがある。
鬱陶しくて、食事する気にならない。
食事する気で行ってる客は、話などどうでも良いのだ。
客からの質問があれば、それに短く答え、長々喋ることではない。
レストラン、料理屋、喫茶など、飲食系の店をやった経験
からすると、かなり美味しい料理でも、2~3ヵ月のトレーニングでほぼ完璧に出来る。
料理の新しいレシピも、次々に組合せを実験してみて
おいしいものを採用すれば良い。
レシピなんて、無限に出来る。
和菓子の製造をしたことがあったが、あちこちの店を食べ比べて、1番おいしい店より上のものを作ろうとした。
小麦粉、山芋粉、餡(あん)、蜂蜜などのミックス加減のパーセンテージを何十回も変えてテスト。そして出来上がった和菓子は、1番おいしいと言われた有名店の、倍売ることが出来た。(お菓子が出来上がるまで、1ヵ月とかかっていない。)
もちろんコマーシャルも使ったし、大量生産出来るロボットも使ったが。そのお菓子は店を出店した地域では、10年以上トップの売上げだった。
だから、食関係の仕事は、必死でやれば時間のかかることではない。
ポークソテーがおいしいと言われたレストランの店長は、私の会社の中で、レストラン店長以外に、日によっては、ダイヤモンド販売店の店員、時には工事現場の重機のオペレーターまで出来た。
マルチに仕事が出来る社員を多く作るのは、楽しかった。
調理は多数の人が出来るコモンセンスな仕事。
だからレストランのコックなどが、その料理がいかにも難しいようにウンチクを傾け長々喋るのは、やることではない。