護身術は役に立たない

◆ユーチューブやTVで護身術などについて多数の動画があるが、これは一般の人達にとって、何の役にも立たない。

相手の左のパンチを右手で受けて.....
殴ってきた右腕を掴まえて右後ろに捻って.....
相手が後から掴まえにきたところを力を抜いてすり抜けて.....

様々なシーンを想像して、組手のような防御や反撃の映像を、武道やアスリートの専門家が流しているが、無意味。


◆相手はノールールの暴漢。
ルールに沿った襲い方などしてこない。


これが少し役立つのは、実際に鍛練した武道家自身。

しかしそれでも暴漢、ヤクザ、強盗といった、突発的に何をするか分からない人間、ナイフやガンをどこから出してくるか分からない人間には、役立たない場合も多い。



◆護身術を自慢気に説く人達は、ひとつ大きなミスをしている。どの護身術も、体力が同等の人のことを想定。

暴漢(加害者)と被害者の体格や体力がまったく同じなんてあり得ない。
大抵、暴漢や強盗の方が体格体力は上。


◆例えば155cm、45kgくらいの小柄な女性が、180cm、85kgの少し大柄な男性に被害に合いそうになったとき、
この男のパンチを受けとめたり、腕をねじったり出来るか?
あり得ない!

例え女性が、少々空手や柔道や護身術をやっていようと、体力差があると、女性は殴られ、絞められ、弾き飛ばされるのがおち。


こういう場合
◆(被害に合いそうだったら)
大声を出す!
逃げる!
警察を呼ぶ!
が最上の方法。

とにかく被害に合わないようにする。
防御とか、護身術なんて(相手と接触することを)考えないこと。


これは男対男でも同じ。

例えばかなり鍛えている人が、悪党の暴漢を殴りつけてガード出来ても、相手が大怪我をしたら過剰防衛、死んだら殺人罪

反対にノールールの暴漢に刺されでもしたら、最悪。


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(悪党消去の年間予算500億円、消去のイレイザー役は
足の速い体力ある超人)


◆長い間様々な武道をやっていて思ったことは、相手との間合い。
殴ってこようとしても、パンチが届かない距離にいたら、被害に合わない。ナイフを持っていても刺されない距離にいたら、刺せない。

ナイフに勝つ方法は、ナイフより長いものを持っていれば勝てるが、暴漢に勝つ方法なんて、本人にもリスクがあり危険。


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(こんな人が警察庁長官だったら、相当ワルを消して
くれそう)


◆一般人のある人が、家族といる時暴漢たちに出くわしたら、
土下座してでも謝る格好をして、家族だけは逃がしてもらう。
と言っていたが、これは間違っている。

土下座した瞬間、蹴り上げられるかもしれない。
家族にも危害を加えるかもしれない。


◆こういうときも暴漢の間合いに入らない。
とにかく離れる、人や警官を呼ぶことを勧める。


一昨日も、暴走族にうるさい! と言って刺し殺された青年がいたが、なぜ刺される近さに近付いて来るのを待っていたのか?
私も高校生の時、暴走族がうるさくて、暴走族めがけて石をバンバン投げたことがあったが、暴走族がすぐこれない距離を計算していた。

昔、暴走族に毎日悩まされていたおじさんが、暴走族の通行路に丸太を転がして、暴走族は乗り上げて吹っ飛び、死亡させた。
おじさんも暴走族が死ぬとは思っていなかったのでは。


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(世界の悪党国家をやっつけるのは、俺達だ
意外に中国共産党を徹底追求する民主党政権)


◆不都合な加害者の被害に合わないようにする一番の方法があるとすれば、護身術ではなく、俊敏に動き、逃げ足の速いこと。
そしてとにかく、君子危うきに近寄らず!
(ワル撲滅のためには、警察も大いに利用すること。)