未知のウイルス
コロナ以前にもSARS、MARS、ペストなどの疫病もあった。しかし人類がまだ遭遇していない未知のウイルスもある。
2016年ロシアのヤマル半島では、溶け出した永久凍土の中のトナカイの死骸から甦った炭疽菌の拡散で、80人が入院、1人の青年が死亡した。
ただ死亡した青年はトナカイの生肉を食べていた。
炭疽菌は主に動物からの感染によるのではないかと思われるが、そうとも限らない。
ロシア疫学研究所の発表によると、マンモスの死骸からも新しいウイルスが発見されている。
各国の化学者は、温暖化による気候変動で、まだ未知のウイルスが発生する可能性があると警告している。
地球温暖化は熱帯地域の感染症も北上させている。
2014年代々木公園で蚊に刺された人がテング熱に感染、この年108人がテング熱で入院した。
一時騒ぎになって、代々木公園を封鎖したというが、蚊は空中をどこにでも移動する。
しかし永久凍土や氷結の中から、ウイルスが甦り、感染症を引き起こすなんて恐ろしい話。
コロナウイルスだけでなく、いつ人に危害となるかも知れない病原菌は、地球のあちこちに眠っているということである。