綺麗な海にいる、魚たちの変わったクセ


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父親に子供の頃、弟と2人よく海に連れていってもらった。

マイペースの妹は、ほとんど一緒に行くことはなかった。(母親と家にいたようです。)


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海に行っての一番の楽しみは、魚との勝負。

魚取りが、私は一番面白かった。潜ったり、掬って捕ったり。

父は泳ぎ、弟は魚を捕ったり泳いだり、私の捕獲状態を見にきたり。

 

●一番上の画像、カサゴだと思いますが、海中の岩にへばりついていて、岩かカサゴか見分けつかないことがある。保護色になっている。

 

体長は30cm前後ですが、とにかく体全体が固い。うっかり手で直接触ると、背びれなどで手を切ることもある。

大げさに言うと、身体の至るところにトゲがあるようなヤツ。

 

動きはそう素早くないので、捕まえられます。

この顔で、このまだら模様ですから、一見食べれそうに有りませんが、唐揚げにして食べるファンが大勢います。

(私は骨が多い魚で苦手)

 

●フグは浅瀬に群れ(5匹くらいから、多いとき20匹ぐらい)で来ます。だから、フグも捕獲し易い。

 

フグのオバカなことは、直線泳ぎ。だから、広めの網を前方にセットし、網の方向に追ったてると、全員網に向かって一直線。

 

この単純なワナには、大型の年寄りフグになると、引っ掛からないかも知れません。

私が捕らえていたのは、ほとんど青少年フグ。

 

●ハゼは、カサゴのように大型でないし、案外すばしっこい。

浅瀬に沢山いるけど、網と岩の間をスルっと抜ける。

フグのように直線泳ぎでもない。

長く泳げない魚だけど、ピユッーとロケットスタート

 

ハゼの顔は、今の東京都知事そっくり。知事の顔がTVに出る度に、ハゼの顔が浮かぶ。

 

●あとはチョウ魚、綺麗です。

他の魚と違ってファッショナブル。スマート。

色は綺麗だけど、余計なものは一切付いていない。魚のスーパーモデル、海のプリンセス。

 

太ってないから、すばしっこい。

浅瀬は小さいチョウ魚が多い。

観賞用で、捕っても海に返します。

 

●ウニは、動かないので、拾うだけ。

高級食材と言われますが、けっこういます。

岩の色と違って、丸くて黒っぽいので、すぐ分かります。

トゲトゲばかりですので、掴む道具いります。

 

ゴンズイという大量の群れでフニャフニャ泳ぐ、7~10cmの魚も、浅瀬にはきます。

100とか200匹で纏まっていますので、捕るのも簡単ですが、これは食べれない魚で、毒性もあるようで、触らない方がいい。

 

イワシの子供(小魚)は、海中で網を振り回しただけで数匹入ってきたりします。ただし網目が細くないと、魚自体が細いので、抜けていってしまいます。

 

●天然の牡蠣(カキ)は魚とは言えませんが、上記の魚たち以上にあちこちにへばりついています。

直接手で捕ると手を切る可能性がありますので、道具を持っていく必要があります。

 

このような海の魚を捕るのは、湘南辺りは無論、砂のビーチでは無理。

 

ドライブで、伊豆南部や静岡、紀伊半島などの、海の綺麗なところに行って、岩場の浅瀬を見つける必要があります。

 

浅瀬によっても、余り魚がいないところや、時間帯、季節によって沢山集まる場所もあるので、見極めが肝心です。

(それと漁業組合が余り煩くないところ)