清水(せいすい)さがしの旅
山の山頂に近いところ、といっても海抜500mくらいの山でしたが、そこに台地状に広い平地(約5000坪)があって、眼下に街が見えて見晴らしもそこそこ良く、すぐ買う決定をしました。
買うと言った最大の理由は、山頂付近から湧水が出ていたからです。
この物件は山頂まで自分の土地。山頂まで含めると約9000坪。下部の傾斜も緩く、その傾斜には、春で山躑躅(つつじ)が咲き誇っていました。その躑躅の中に、所有者が別荘風の自宅を建てていました。
全体的な雰囲気も最高でした。
不思議なのは、山頂から10mもしないところに湧水が出ていることです。常識的に考えて、水などあるはずがないのです。しかもその量は、10家族でも養える水量でした。
そこに電力会社に電気を引いてもらい、貯水タンクを設置し、夜間の電気代が安いときだけタンクに注水するようコンピューター制御にしました。
あとは水質検査と道路舗装と整地。
この物件、あっという間に売れました。
実は山頂付近から水が出る場所、この他にも数ヵ所ありました。今でもこんな場所、幾つか保有(所有)しています。
こういう場所、どういう区域に多いと思いますか?
勿論、山の多い区域ですが、私の経験では、尖った山のある区域やその周辺。(山は海抜が数百メートルまで、小さくていいです。あまり高いとアルプスになって、寒いエリアに入ってしまいます。)
長野、山梨、静岡北部、岐阜、和歌山、奈良南部、岡山広島の山間部、徳島高知愛媛南部、大分宮崎西部、鹿児島北部など。(栃木、群馬、福島はこういう丘(山)は少ない。)
(当初の写真は本文の場所ではありません。)