気楽な生活
横浜郊外の住宅地に住むおじさん。このおじさん、遠い親戚にはなるんだけど、何しろ毎日ブラブラ。年金が2ヵ月に1度約40万円おりるらしく、月にすると20万円の生活だが、保険代、携帯代、その他で残るのは15万円ぐらいだそう。これは全部奥さんに渡している。
で、自分の小遣いは、株の配当金らしい。以前そこそこの会社に勤めていたので、その時買っていた株。
一応3人(20代後半と30代2人、全員既婚)の子供には小さな家を買って渡している。
以前一緒に食事をしたとき、本人が言うには、金融資産は5,6千万円は持っているとのこと。
まあ、どこにでもいる親父だけど、とにかくお金を使わない。人にご馳走しても、ひとり1000円以内。
大勢来たら、割り勘。
それでもいつも余裕ある感じを受ける。
長男に孫が二人いるが、家族で家具屋へ行ったとき、これは高い、あれは高い、それは買えない、と言ってたら、小学生の孫は
ーじいじ、お金ないの?ー
と言われた。そこで息子が、
ーじいじが、家を買ったんだよ。ー
と助け船。
ーえっ、じゃあ、じいじお金持ちじゃん!ー
今はお金無いんだと、孫には言ったそうだ。
孫も堅実な生活をしてほしい、ということらしい。息子も親に似て無駄遣いしない地味生活。息子33才というのに、もう預金は1000万円を超えているらしい。
こういう生活が1番かな? まともで堅実な生活。
しかし私のように、事業ばかりやってかなりのお金を動かしていた人間には、なかなかこの全ては受け入れられない。