ロシア人奧さんとの別離
取引先の不動産会社社長で、ロシア人の女性と結婚している
人がいた。
取引を始めた頃は結婚後11年くらい経っていて、マークという男の子がいた。
奧さんはそこそこ美人で、175cmくらいあったと思う。
親父(社長)は身長は182cmあったが、李克強と習近平を足して2で割ったような、どっちかというとブ男。
ところがマークは、小学高学年であるが170cmくらいあって、イケメン。奧さんに似たのだ。
ロシア人&日本人で、マークという名前はおかしいが、社長がアメリカのマークダカスコスという俳優が好きだったからということと、奧さんも社長も、イワンとかエレノビッチとかいうロシアの非国際的名前はイヤだと思って、英語のマークにしたらしい。
マークはもちろん日本の学校に通っているため、日本語、ロシア語のバイリンガル。
そんなかわいい子供がいるのに、夫婦喧嘩が勃発。
原因は、社長の仕事がうまくいかなくなったこと。
結婚時、毎月40万円は奧さんに渡すという条件だったそうである。結婚後10年近くは、仕事で、或いは今までの預金を切り崩して渡していたが、ここ1~2年、40万円を渡せず、30万になり、20万になり、15万とジリ貧状態に。
ーこれでは生活できないよ! 約束が違う!ー
と奧さんになじられ、大喧嘩。
2人は警察を呼ぶ騒ぎまで起こした。
結局2人は離婚。奧さんはロシアのチャリァビンスクというところ(実家)にマークを連れて帰った。
(ずっと日本で育ったマークは、日本でいたかったそうである。)
社長は奧さんに、毎月15万円は送るという約束をさせられた。
ところでロシアでは、15万円もあれば、奧さんとマーク2人はゆっくり暮らせる。
何しろ携帯電話代、電気代など、1ヵ月500~600円の国。食費は普通の生活で1人1万2000円くらい。ちなみに2人が住めるアパートを借りると5万円くらいかかる。