人生の失敗 ー継続の有効性ー

 

人間小さい失敗は誰でもします。

▲しかし私の人生で最大の失敗は、事業の継続性を欠いたこと。

 

次から次へ新しいbusinessを起業。

お金はどこからでも稼げる(と思っていました。)


f:id:ainisi:20201002012826j:image

(ネットでの別荘地販売)

 

実際、人がやらない事業とか、誰もがやっている事業は方法や視点を全く変えてやったので、けっこううまくいきました。

 

毎日桁違いのお金が入ってきたこともあります。

ひとつの事業で、10階建てのビルが建つくらい利益があったことも。


f:id:ainisi:20201002014445j:image

(誰も頂上を目指して走る)
f:id:ainisi:20201002014511j:image

▲うまく行くことは、そう続かないと言われますが、私の場合、大学卒業直後から、利益の大小はあれ、30年近く続いていますから、けっこう長続き。

 

しかし天狗になっていたというか

純益が30万円程度の店は次々に閉鎖。

より稼げると思う事業へ

 

15年以上やっていたダイヤモンドの輸入も利益率が落ちると中止。

何しろやっている事業全体では、毎月数百万とか、時には数千万円の収益があったので。

 

こういうやり方がいけなかったと思います。

 

なぜなら、どんな店にも数十人、数百人の顧客が付いています。

しかも純益が出ている訳です。

ダイヤモンドのbusinessも売上げが年間億単位ということもありました。

 

純益が出ていれば、一応優良とまでいかなくても、良企業。

ずっと継続していれば、時期によってはドル箱になっていたかも。客数だって、年々増えます。

 

▲しかし2008年から始まった不動産暴落のリーマンショックを乗り越えることが出来ず、2015年には銀行借り入れの返済もあって、事業は全て売却することに。

 

(リーマンショックは、全国民の所有不動産価格を何分の1にした。)

 

驚きましたが、買ってくれたのはエステ関連の大手企業。

(従業員は幹部数名、私と共にやめましたが、大部分残りました。)

 

▲全体では黒字企業を、仕方なく売却。

私にとってこの時のリーマンショック後遺症は、コロナショックどころではない、その数十倍の衝撃でした。

 

(今考えると、売るべきではなかった)

 

しかし買った会社の社長、畑違いで経営方法が分からず、私が毎月数百万円は確実に利益を出していた部門でも、反対に300~400万円の赤字だとか。

 

私の継続性や忍耐力不足での失敗。

損失を計算してみると、約20億円です。

 

▲事業は継続性第一です。

赤字の場合で、先が見通せない場合中止すべきですが、利益が出ている場合、少なくなったといってやめるより、粘って頑張ってみると、新しい展望や方法が見えてきます。

 

1...利益の創造性

2...経営革新力や先見性

3...社員統率力

4...忍耐力

5...継続性

6...数字と状況の把握

 

事業で成功を永続するには、完全な経営能力が必要です。

1.2.の能力はあったと思いますが、大事な4.5.が抜かっていたばかりに、M&Aで、事業を売却する羽目に。

 

過去の自分の能力の欠陥を悔み、超反省しました。


f:id:ainisi:20201002043304j:image

(反省は後から着いてくる)

 

今現在の自分なら事業を継続出来ていたのに、と考えると残念でなりません。

 

▲こういう経験で、今のコンサルタント業務を。

事業場所の選定、セールスの拡大、銀行とのネゴシエイト、事業展開のstop  &  goなどについて。

f:id:ainisi:20201002020741j:image

しかし1番多く入ってくる相談は、別荘地の買い方、見つけ方についてです(笑)。