人生の失敗 ー継続の有効性ー
人間小さい失敗は誰でもします。
▲しかし私の人生で最大の失敗は、事業の継続性を欠いたこと。
次から次へ新しいbusinessを起業。
お金はどこからでも稼げる(と思っていました。)
(ネットでの別荘地販売)
実際、人がやらない事業とか、誰もがやっている事業は方法や視点を全く変えてやったので、けっこううまくいきました。
毎日桁違いのお金が入ってきたこともあります。
ひとつの事業で、10階建てのビルが建つくらい利益があったことも。
(誰も頂上を目指して走る)
▲うまく行くことは、そう続かないと言われますが、私の場合、大学卒業直後から、利益の大小はあれ、30年近く続いていますから、けっこう長続き。
しかし天狗になっていたというか
純益が30万円程度の店は次々に閉鎖。
より稼げると思う事業へ
15年以上やっていたダイヤモンドの輸入も利益率が落ちると中止。
何しろやっている事業全体では、毎月数百万とか、時には数千万円の収益があったので。
こういうやり方がいけなかったと思います。
なぜなら、どんな店にも数十人、数百人の顧客が付いています。
しかも純益が出ている訳です。
ダイヤモンドのbusinessも売上げが年間億単位ということもありました。
▲純益が出ていれば、一応優良とまでいかなくても、良企業。
ずっと継続していれば、時期によってはドル箱になっていたかも。客数だって、年々増えます。
▲しかし2008年から始まった不動産暴落のリーマンショックを乗り越えることが出来ず、2015年には銀行借り入れの返済もあって、事業は全て売却することに。
(リーマンショックは、全国民の所有不動産価格を何分の1にした。)
驚きましたが、買ってくれたのはエステ関連の大手企業。
(従業員は幹部数名、私と共にやめましたが、大部分残りました。)
▲全体では黒字企業を、仕方なく売却。
私にとってこの時のリーマンショック後遺症は、コロナショックどころではない、その数十倍の衝撃でした。
(今考えると、売るべきではなかった)
しかし買った会社の社長、畑違いで経営方法が分からず、私が毎月数百万円は確実に利益を出していた部門でも、反対に300~400万円の赤字だとか。
私の継続性や忍耐力不足での失敗。
損失を計算してみると、約20億円です。
▲事業は継続性第一です。
赤字の場合で、先が見通せない場合中止すべきですが、利益が出ている場合、少なくなったといってやめるより、粘って頑張ってみると、新しい展望や方法が見えてきます。
1...利益の創造性
2...経営革新力や先見性
3...社員統率力
4...忍耐力
5...継続性
6...数字と状況の把握
事業で成功を永続するには、完全な経営能力が必要です。
1.2.の能力はあったと思いますが、大事な4.5.が抜かっていたばかりに、M&Aで、事業を売却する羽目に。
過去の自分の能力の欠陥を悔み、超反省しました。
(反省は後から着いてくる)
今現在の自分なら事業を継続出来ていたのに、と考えると残念でなりません。
▲こういう経験で、今のコンサルタント業務を。
事業場所の選定、セールスの拡大、銀行とのネゴシエイト、事業展開のstop & goなどについて。
しかし1番多く入ってくる相談は、別荘地の買い方、見つけ方についてです(笑)。